フラット35適合証明 若宮ハイツ3号棟審査のレポート

若宮ハイツ3号棟

今回の審査対象物件は「若宮ハイツ3号棟」です。
所在地は神奈川県鎌倉市由比が浜二丁目にあります。
1993年に竣工したハイレベルな分譲マンションです。
マンションの間取りは、1LDKから5LDKの幅広い間取りがあり、鎌倉という抜群の景勝地において様々なニーズに対応しているプランが用意されていました。

構造規模はRC壁式構造の5階建てで、総戸数は141戸の中規模のマンションです。 
開発者は新日本製鉄で、施工は竹中工務店が担当しました。

鎌倉の由比ガ浜二丁目は、海岸まで徒歩で5分程度の至近距離にあり、鶴岡八幡宮などの多くの社寺仏閣と並んで素晴らしいロケーションを持つ絶好の場所に位置しています。

とても観光スポットの豊富な鎌倉ですが、観光客で混雑する八幡宮近辺とは違い、それらのエリアからはほど近く適度な距離があるので、観光地とは思えないような清閑なエリアに位置しています。

とはいえ、最寄り駅の鎌倉駅からも徒歩で12分程度とほど近く、横須賀線を利用すれば横浜までは23分の短時間で到達するとてもアクセスにも絶好の場所です。

若宮ハイツはTVモニター付きインターホン、CATV、BSアンテナ、設置率100%の駐車場、駐輪場、などの生活を豊かにする設備が多数あり、給湯、床暖房、追い焚き機能にはTES方式が採用されています。

鎌倉は高級なイメージのあるところですが、それにもまして若宮ハイツは高級感あふれるつくりと装備が満載で、新築時の販売価格も相当なものだったようです。時間がたった今でもとても高い人気を誇っています。

今回のフラット35適合証明の依頼主は、当然このマンションを購入予定の方ですが、現在の住居は逗子の高級住宅街にある戸建ての2階建てを所有されていて、子育てが終わり夫婦二人だけの生活には何かと大変な自宅を売却して、この若宮ハイツを購入されることになりました。

現在の自宅を売却するために、クランツ事務所で「個人間売買瑕疵保険」の審査発行もお手伝いをさせていただいた方です。

フラット35の利用のためには、必須要件の「管理組合規約」と「20年以上の長期修繕計画書」は適合するのですが、Sの要件に適合していませんでしたので、現地調査に合わせて浴室に手摺を設置する工事も同時に行いました。

現地調査では、まだ居住中ではありましたが、売り主様のご了解を頂き、所有権移転ではありますが浴室の手摺を設置する工事をさせて頂きました。関係者の皆様ありがとうございました。

フラット35と住宅ローン減税はセットで考えましょう

フラット35を利用する場合では必ず住宅ローンを組むことになります。
住宅ローンを組めば当然住宅ローン減税を利用すると思います。
でも待ってください!もしかしたらあなたの購入希望住宅は住宅ローン減税が使えないかも知れませんよ!

住宅ローン減税や登記費用減税が利用できるのは下記の場合に限られます。
①戸建の場合では築20年未満の住宅
②マンションの場合では築25年未満の住宅

上記を経過した住宅はそのままでは住宅ローン減税や登記費用減税が利用できないのです。
せっかく長期固定金利のフラットなのに、国が認めている住宅ローン減税が
使えないことになったら、大損をします。

まれに仲介会社の営業マンでも意外と優遇税制のことを知らないことがあります。
「耐震基準適合証明」を取得しないままに登記をしたら、後戻りできません。
泣きを見ないためにも、登記前に必ず「耐震基準適合証明」を取得しておきましょう。

「耐震基準適合証明」の効果はは住宅ローン控除だけではありません。
登記費用減税・不動産取得税・固定資産税減税・地震保険の保険料割引など多くのメリットがあります。

当事務所では、「フラット35適合証明」と併せて「耐震基準適合証明」も取り扱っております。

「耐震基準適合証明」は新耐震への適合を証明するものですが、旧耐震でも条件付で証明書の発行が可能です。
詳しくはお問い合わせください。



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