フラット35適合証明 ラーバン上白根審査のレポート

ラーバン上白根

ラーバン上白根はその名の通り横浜市旭区の上白根の高台に位置します。今回の依頼主は保土ヶ谷区西谷に営業拠点をもち、保土ヶ谷区・旭区をメインエリアとして営業展開している不動産会社様からです。フラットの審査依頼を受けるに当たり、まず最初に確認することがあります。 対象の建物がフラット35の融資を受けられる物件であるか否かです。フラット35の融資を受けられるマンションに必須な項目をまず確認します。

フラット35の融資を受けるために必須な項目は、マンションの場合では管理規約があることと20年以上の計画期間を有する長期修繕計画書があることです。このどちらか一つでも無いとフラット35の融資は受けられません。長期修繕計画書では、現在がその計画期間の中に含まれる必要があります。マンションの管理規約が無いことはほとんどありませんが、長期修繕計画書が無かったり、計画期間が20年に満たなかったりしてNGになるケースは少なくありません。

その他、新耐震基準で設計され施行されたマンションが条件になっています。新耐震基準のマンションでなければフラット35の融資は受けられないことになりますが、これには緩和規定があります。旧耐震のマンションでも、住宅金融支援機構の定める耐震基準やその他の方法で新耐震並の強度があることを証明できれば融資を受けることが可能です。

ラーバン上白根は上記のいずれの条件もクリアーしました。 ただ、建築確認の適合通知日がぎりぎりで新耐震でした。あと一月ばかり古ければアウトの物件でした。ラーバン上白根は新耐震マンションなので、住宅ローン減税を受けることが可能です。ただ築25年以上経過していますのでそのままでは住宅ローン減税を受けることは出来ません。そのためには「耐震基準適合証明書」が必要ですが、この証明審査も同時に行うことになりました。

内部はまるで新築マンション

ラーバン上白根

上白根の高台に位置するこのマンションは丘陵地に建立されていて、1棟は前面道路に接して建てられていてその1階の住居には道路に直接接した専用の駐車場がセットになっているようです。築37年経過した古いマンションですが白根という高台に位置する立地条件を考慮した車対応の計画が成されています。その当時としてはかなり先進的なマンションであったことが伺えます。

外壁はそろそろ大規模修繕の時期が近づいているようで、白い外壁は大気や雨の汚れが目立ってきていました。でもこれはリニューアル工事を施すことできれいになります。ひととおり対象建物の外壁チェックを行い、どこにも構造クラックやエフロレッセンスの類は見当たりません。手摺等のスチール関係にも目立つような錆びはありません。おそらくスチール関係は溶融亜鉛めっきが施されているものと思われます。

内部に入ります。
内部はフルリノベーションが終わったばかりで、もうまったくの新築マンションと同じです。水周りも全て最新型の器具に取り替えてあるので、最新のマンションです。内部は全ての項目でフラット35の基準に達しています。買主様のご希望はフラット35のSを希望されていますが、現状ではSに適合しません。そのため浴室手摺の設置工事もこの時間に合わせて行うことになりました。今現在ユニットバスに手摺の取り付け中です。

バルコニーへの掃きだしサッシの開閉状況・サッシマワリの止水シールの状況・手摺等の金物の取り付け状況にも問題がないことを確認し、全ての項目において適合したことが確認できました。

フラット35と住宅ローン減税はセットで考えましょう

フラット35を利用する場合では必ず住宅ローンを組むことになります。
せっかく長期固定金利のフラットなのに、国が認めている住宅ローン減税が
使えないことになったら、大損をします。

まれに仲介会社の営業マンでも意外と優遇税制のことを知らないことがあります。
「耐震基準適合証明」を取得しないままに登記をしたら、後戻りできません。
泣きを見ないためにも、登記前に必ず「耐震基準適合証明」を取得しておきましょう。

「耐震基準適合証明」の効果はは住宅ローン控除だけではありません。
登記費用減税・不動産取得税・固定資産税減税・地震保険の保険料割引など多くのメリットがあります。

当事務所では、「フラット35適合証明」と併せて「耐震基準適合証明」も取り扱っております。

「耐震基準適合証明」は新耐震への適合を証明するものですが、旧耐震でも条件付で証明書の発行が可能です。
詳しくはお問い合わせください。



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