フラット35適合証明 西谷の戸建ての審査のレポート

西谷の戸建て

今回の物件は、保土ヶ谷区西谷の戸建てのフラット35Sの適合審査です。依頼主は物件のそばで営業をしている地元の不動産仲介会社様です。フラットが可能か否かの事前の問い合わせをいただいておりました。その問い合わせ時期は昨年の暮れだったので、かれこれ1.5ヶ月あとに実働となりました。

対象物件はいまだ居住中で、現所有者様の都合上で土曜日になりましたが、この日はあいにく関東の南の海上に湾岸低気圧が発生して折からの寒気で雪模様の一日でした。事前予報では関東地域にも大雪の警報が出ていて、事務所の金沢区から現地に運行できるかどうかとても心配しましたが、往路と現地調査の時間帯はほとんど降ることはありませんでした。

住宅は築10年に満たない比較的新しい3階建ての戸建てでした。フラットの審査では戸建ての場合は築年数が古くなるほど現地調査でNGになることが多いです。まず一番気を使うのは外回りが規定に準じているかです。 外回りでは基礎の高さ、基礎周りの床下換気口の位置、軒裏換気口が設置されていることです。

この住宅は新しいので外部周りは全て問題なくクリアーしましたが、古くなると特に基礎の高さが不足してNGになることが多いです。逆に新しい戸建ての場合では、小屋裏換気口の設置が成されていないこともたまにあります。敷地いっぱいに建てるので軒の出がほとんど無いので設置しにくいこともあるのでしょう。



内部の点検状況

西谷の戸建て

内部で必須のフラットの規定は、床下点検口があること・階段手摺があること・最上階に天井点検口があることです。特に点検口が無い場合には床下や天井裏を検査できないために、この時点でNGとなります。この住宅の場合ではその全てが適合でした。

築年数の浅い戸建てでは、まれに天井点検口が無いことがあります。古い建物にはほとんど設置されていますのでとても以外です。このような場合には、天井点検口を設置して適合状態に是正することもあります。天井点検口では特に雨漏りが無いことの確認が重要ですが、今まで天井点検口からのチェックで雨漏りを発見したことは有りません。

この物件ではフラット35のSを希望していますので、浴室手摺が付いていることが確認できました。 内部では通水状態・排水状態・通電状況・換気扇の風圧確認の設備関連確認事項も全て適合していました。 居室の数や居室の床の水平状態・壁の垂直状態も規定値以内に納まっています。というよりも立て付けや水平状況はとてもいいレベルで施行されていることが確認できました。バルコニーも掃きだしサッシ周りの雨仕舞いや排水ドレインも健全でした。

この仕事を長いことやっていると、内部を歩くだけで大体のことが判ります。強固に出来ている建物は歩いて足元がブカブカしないのです。フローリングそのものが柔らかいとか硬いということではありません。表面のフローリングがいくら硬くても、その下地が華奢では歩くとブカブカに感じるのです。これは長年の経験で自然と体得した感覚と言っていいでしょう。

漏水の形跡も無く、とても丁寧に使っていて、全ての確認事項で適合であることが確認できました。所有者様、依頼主様、ご協力有難うございました。

フラット35と住宅ローン減税はセットで考えましょう

フラット35を利用する場合では必ず住宅ローンを組むことになります。
せっかく長期固定金利のフラットなのに、国が認めている住宅ローン減税が
使えないことになったら、大損をします。

まれに仲介会社の営業マンでも意外と優遇税制のことを知らないことがあります。
「耐震基準適合証明」を取得しないままに登記をしたら、後戻りできません。
泣きを見ないためにも、登記前に必ず「耐震基準適合証明」を取得しておきましょう。

「耐震基準適合証明」の効果はは住宅ローン控除だけではありません。
登記費用減税・不動産取得税・固定資産税減税・地震保険の保険料割引など多くのメリットがあります。

当事務所では、「フラット35適合証明」と併せて「耐震基準適合証明」も取り扱っております。

「耐震基準適合証明」は新耐震への適合を証明するものですが、旧耐震でも条件付で証明書の発行が可能です。
詳しくはお問い合わせください。



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