フラット35 ガーデンテラス白根台12号棟審査のレポート

ガーデンテラス白根台12号棟

ガーデンテラス白根台は旭区白根町の高台に建設された集合住宅です。 この住宅のフラット35の適合証明書発行依頼の紹介を受けたのは、以前からの顧客である星川の不動産仲介会社の社長さんでした。 建物は白根二丁目の傾斜地に建つ分譲マンションです。土地の傾斜上に段々に造られています。 バブルの時期に開発競争が華やかなときにこの形状のマンションが多数建設されました。バブル期に目にすることの多かったヒナ壇上に建設されたマンションです。

段々に作られているため、南側バルコニーは広大なルーフバルコニーとなっています。このルーフバルコニーの下は下階の住宅があります。大変眺望に優れていますが、建設条件は厳しいものがあったと思われます。例えばコンクリート建築物は基本的に基礎の下に頑丈な杭を打ちますが、そのための杭打機は巨大なもので、建設敷地に搬入するだけでも大変なのです。普通の敷地のようにフラットな敷地なら移動も簡単ですが、傾斜地ではそれも容易では有りません。 その他、コンクリートや鉄筋などを搬入して組み立てなければなりませんので。 
建設に携わった方々に感謝しなければいけませんね。



フラット35 リフォーム一体型に変更になりました

ガーデンテラス白根台12号棟

今回のフラット35は、当初では通常のフラットの予定で依頼をいけましたが、途中からフラット35のリフォーム一体型に変更となりました。

リフォーム一体型の特徴は、通常の住宅購入資金に合わせてリフォーム資金も合算した金額を融資するシステムです。 通常では、購入する予定の住宅が、住宅金融支援機構の定める建物の構造や管理システムに適合していることを証明することですが、リフォーム一体型では、購入時点で構造的な部分で不適合でもリフォームによって適合状態に出来れば利用できるものです。 上記の理由から、審査の方法や事務手続きもその分複雑で、審査費用も少しだけ高くなります。

通常では一回で済む現地調査を二回行います。 一回目は引き渡す前の現状の検査です。その調査では不適合があっても問題ありません。リフォームによって是正できれば良いわけです。例えば現状では浴室に手摺が付いていないので「フラット35のS」は利用できませんが、リフォーム工事で手摺を付ければ「S」を利用できるようになります。今回の案件もまさしくそのとおりで、リフォーム工事にて手摺を追加しました。

二回目の現地調査は、リフォームが終了した時点で実施します。この調査で基準に適合していなければなりません。 二回目の現地調査では特に追加で設置される予定の浴室手摺の取り付け状況を確認しました。 一回目の現地調査と事前の書類審査において、手摺以外の要件については適合していることが確認されています。ただ、二回目の検査が最終検査として適合書類となるために、全ての写真の撮影と現状を再確認しました。

因みに、通常のフラットの審査では一回のために短期間で審査は終了しますが、フラット35リフォーム一体型の場合ではその期間が比較的長期にわたります。リフォーム工事の期間が必要だからです。この案件の場合では4ヶ月がかかりました。 少しばかり時間がかかりましたが、特別に困難なことも無く比較的スムーズに審査を遂行することが出来ました。 住宅を購入された依頼主様、不動産仲介会社の西社長様、有難うございました。

フラット35と住宅ローン減税はセットで考えましょう

フラット35を利用する場合では必ず住宅ローンを組むことになります。
せっかく長期固定金利のフラットなのに、国が認めている住宅ローン減税が
使えないことになったら、大損をします。

まれに仲介会社の営業マンでも意外と優遇税制のことを知らないことがあります。
「耐震基準適合証明」を取得しないままに登記をしたら、後戻りできません。
泣きを見ないためにも、登記前に必ず「耐震基準適合証明」を取得しておきましょう。

「耐震基準適合証明」の効果はは住宅ローン控除だけではありません。
登記費用減税・不動産取得税・固定資産税減税・地震保険の保険料割引など多くのメリットがあります。

当事務所では、「フラット35適合証明」と併せて「耐震基準適合証明」も取り扱っております。

「耐震基準適合証明」は新耐震への適合を証明するものですが、旧耐震でも条件付で証明書の発行が可能です。
詳しくはお問い合わせください。



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