フラット35適合証明 ヴィラハイツ小机審査のレポート

ヴィラハイツ小机

ヴィラハイツ小机は港北区小机町の小高い丘陵地に立っています。近くには新横浜の国際競技場、今で言えば日産スタジアムがあります。最寄り駅はマンション名にもあるようにJR横浜線小机駅です。 駅からは直線距離で西方向に700mほどでしょうか? 徒歩では12分程度と思われます。 メインの前面道路から30m程度登った傾斜地に建設されています。

依頼主は、過去に旧耐震の耐震適合証明書の発行を担当させていただきました不動産仲介会社の営業担当者でした。

ヴィラハイツ小机は昭和63年に新築の登記がされていて、築30年が経過しています。マンション自体は5階建てで総戸数は30世帯に満たない小ぶりなマンションでした。 フラット35のマンションの必須項目として、管理規約・20年以上の長期修繕計画書の存在があります。管理規約の無いケースは今までの審査実績では有りませんでしたが、長期修繕計画書の無いマンションがまれに遭遇します。

長期修繕計画書があっても、計画期間が20年に見た居ないケースも有りました。長期修繕計画書の無い建物は、比較的小ぶりで古いマンションが多いと感じました。修繕積み立てなどの事務作業はコストがかかりますが、古くて小さなマンションでは建設当初には作ったそれらのシステムも維持できなくなり、自主管理の形態をしているところが多いでした。 なので小ぶりなヴィラハイツ小机も懸念しましたが、シッカリと維持・運用されていました。



フラット35適合証明と耐震基準適合証明

ヴィラハイツ小机

フラット35適合証明の発行依頼でしたので、必要条件を満たしていることを確認して適合物件であることをお伝えしました。同時に築30年であることから、登記費用減税や住宅ローン減税を利用するためには、「耐震基準適合証明」も同時に取得するべきであるとおススメし、同時発行をすることになりました。

書類審査では特に問題は無いので、フラットと耐震基準の為の現地調査を行います。 申告ではフラットのSは浴室手摺が未設置であるのでフラット単体のみとなりました。 フラットの内部調査は、通電・通水が必要です。 引渡し前なのでそれらが止めてある場合には開栓をお願いしています。 内部では給水の赤錆の無いこと、排水がスムーズであること、換気扇の風圧チェックを行います。それらはいずれも問題は有りませんでした。

耐震基準適合証明のために現地調査は、住宅内部ではなく建物全体の構造的な瑕疵等の欠陥が無いことを確認します。一番先に見るポイントは構造クラックです。要するにひび割れが無いことです。そして外壁から発華現象が無いことも確認事項です。発華現象とは、ひび割れた隙間から雨水がコンクリート内部に入り、コンクリート中の石灰成分と化学反応を起こして白い凝結を起こすことです。 そのいずれも問題なく、ヴィラハイツ小机はフラット35の適合証明と耐震基準適合証明を取得することが出来ました。

フラット35と住宅ローン減税はセットで考えましょう

フラット35を利用する場合では必ず住宅ローンを組むことになります。
せっかく長期固定金利のフラットなのに、国が認めている住宅ローン減税が
使えないことになったら、大損をします。

まれに仲介会社の営業マンでも意外と優遇税制のことを知らないことがあります。
「耐震基準適合証明」を取得しないままに登記をしたら、後戻りできません。
泣きを見ないためにも、登記前に必ず「耐震基準適合証明」を取得しておきましょう。

「耐震基準適合証明」の効果はは住宅ローン控除だけではありません。
登記費用減税・不動産取得税・固定資産税減税・地震保険の保険料割引など多くのメリットがあります。

当事務所では、「フラット35適合証明」と併せて「耐震基準適合証明」も取り扱っております。

「耐震基準適合証明」は新耐震への適合を証明するものですが、旧耐震でも条件付で証明書の発行が可能です。
詳しくはお問い合わせください。



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